Revised: Jan./26th/2003;
Java アプリケーションは、パッケージの集合であり、パッケージのメンバーは、クラスとインタフェースです。クラス開発が Java アプリの開発の主旨となります。Java アプリの実行形態には、大きく分けて次の三つがあります。
いずれにしても、クラス/インタフェースの構文や規則はスタンド・アローンの Java アプリと共通です。本稿では、これらの規格について、特に Java アプリケーションについて詳細に説明します。Java を学ぶということは、Java の言語仕様に従ってクラスやインタフェースを開発できるということと、実行環境に含まれるコア・パッケージ内のクラス・ライブラリを使いこなすということの、二つの面があります。
何れが欠けても、実際のアプリケーション開発はままなりませんが、最低限度のスキルとして、言語仕様に従ったクラスの開発が必要です。その途中に、必要なクラス・ライブラリの使用にも習熟してください。最終的には、実際の開発作業を超えて、Java アプリケーションの設計という局面にもコミットできるようになることが理想です。
本稿の全体的な構成としては、最初に Java の基本的な構文を紹介します。続いて、オブジェクト指向にもとづく、種々の機能の使い方を紹介します。更に、コア・パッケージ、アプレット、サーブレットについても、かいつまんで紹介します。