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環境変数
revise: 2003/03/09
OS には環境変数というものがあります。環境変数に値をセットすると、OS が環境変数とその値を認識できるので、別々のアプリケーション間で変数名と値を共有できるようになります。 UNIX/Linux の環境構成では当たり前のものですが、 Windows にも存在して、プログラミングの環境を構築するに当たって、環境変数の追加と編集は必須の手順になります。普通のアプリケーションの場合は、自動的に設定してくれるのですが、プログラミングの開発環境では、自分で設定しなければならない場合が多いということです。
Windows NT/2000/XP の場合
- 「スタート」->「設定(S)」->「コントロール パネル(C)」->「システム」
- 「システムのプロパティ」シートの「詳細」タブ内の「環境変数」ボタンをクリック
「環境変数」シートが開きますので、「システム環境変数」に「新規(W)」ボタンで環境変数を追加したり、「編集(I)」ボタンで既存の環境変数を編集したりできます。
環境変数を追加/編集したら、次に開いた「コマンド プロンプト」から反映されます。
例えば、「システム環境変数(S)」に HOGEHOGE を追加して、値を PIYOPIYO にしてみます。
- 「新規(W)」ボタンを押下して、
- 「変数名(N)」に HOGEHOGE と入力、「変数値(V)」に PIYOPIYO と入力。
- 「OK」ボタンを押下。
- 「環境変数」シートと「システムのプロパティ」シートで「OK」ボタンを押下
- 「コマンド プロンプト」を開いて、コマンド "set HOGEHOGE" と入力して Enter キーを押下
- 次のようになっていることを確認
C:\>set HOGEHOGE
HOGEHOGE=PIYOPIYO
環境変数 HOGEHOGE が追加されていることが確認できました。この環境変数 HOGEHOGE は意味がないので削除します。
- 先ほどと同じように、「コントロール パネル」の「システム」から「システムのプロパティ」を開く
- 「詳細」タブの「環境変数」を押下
- 「システム環境変数(S)」の中の HOGEHOGE を選択(クリック)
- HOGEHOGE の行が青く反転したら「削除(L)」ボタンを押下
- 「環境変数」シートと「システムのプロパティ」シートで「OK」ボタンを押下
- 「コマンド プロンプト」を起動して、先ほどと同じようにコマンド "set HOGEHOGE" を発行
- 次のようになっていることを確認
C:\>set HOGEHOGE
環境変数 HOGEHOGE が定義されていません
ためしに追加してみた環境変数 HOGEHOGE が削除されていることが確認できました。
Windows 95/98 の場合
- 「スタート」->「ファイル名を指定して実行」
- sysedit と入力して「OK」
AUTOEXEC.BAT
のウィンドウへ移動
- 例えば、既存の PATH 変数に
.
(ピリオド)を追加する場合は、"set PATH=..." の右端に ;.
と追加。
- 例えば、新規に CLASSPATH 変数を追加して、値を
C:\java
とする場合は、最後の行に、"set CLASSPATH=C:\java
" を追加。更に、 .
を追加する場合は、 "set CLASSPATH=C:\java;.
" と編集。
- 現在開いている「DOS プロンプト」で有効にするためには、コマンド "
c:\autoexec.bat
" を発行
- Windows の再起動後は、全ての「DOS プロンプト」で有効になる
Windows ME の場合
- 「スタート」->「プログラム」->「アクセサリ」->「システムツール」->「システム情報」
- 「Microsoft ヘルプとサポート」の「ツール」->「システム設定ユーティリティ」
- 「環境」タブの中で環境変数を設定できます。
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