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Inline要素
既に「INLINE要素」と云う言葉は何度か用いましたが、ここで改めて定義しておきます。
EM 要素 | 強調 | STRONG 要素 | EM要素よりも、さらに強く強調 |
---|---|---|---|
DFN 要素 | 定義部分 | CODE 要素 | コンピューター・コードの断片 |
SAMP 要素 | プログラム言語の例文 | VAR 要素 | プログラム・コードの変数部分 |
CITE 要素 | 引用元 | Q 要素 | 引用語句。鍵括弧"「"、"」"のようなもの。 |
ABBR 要素 | (abbreviated form)略語。 例)etc.、et al.、Mr.、WWW | ACRONYM 要素 | (acronym)頭文字を用いた省略語。 例)W3C、NATO、F.B.I |
ABBR
は単語を省略したもので、etc.なら「エトセトラ」、et al.なら「エト、オール」、WWWなら、「ワールド・ワイド・ウェブ」、KFCなら「ケンタッキー・フライド・チキン」などのように、省略されたスペルも読者が補って読むものです。
ACRONYM
は長い単語を頭文字化したもので、W3Cなら「ダブリュ・スリー・シー」、F.B.Iなら「エフ・ビー・アイ」、NATOなら「ナトー」などのように頭文字のアルファベットだけ読むものです。
これらの要素には内部構造は殆どありません。
<pre> <em>強調</em> <strong>もっと強く強調</strong> 量子を<dfn>波動性と粒子性を兼ね備えたもの</dfn>と定義する場合がある。 <cite>西行</cite>の歌に、 <q>願わくは花の下にて春死なん この如月の望月の頃</q> というのがある。 <abbr title="World Wide Web">WWW</abbr> <acronym title="World Wide Web Consortium">W3C</acronym> </pre>
引用語句を意味するQ
要素は、ブラウザに対して、 「 や ' , " などの引用符を自動的に表示するように求められています。この自動的に表示する仕様を満たしていないブラウザが実際多いのですが、正しく引用符を表示できるブラウザもありますので、HTML文書の記述者は、自分で引用符を補わないようにしなければいけません。
【間違い】
<cote>夏目漱石の「草枕」</cite>より; <q>「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。」</q>
この場合、例えば次のように表示されてしまいます。
これらの要素の見栄えは殆どブラウザに依存します。そのため、不本意な見栄えになっているかもしれませんが、見栄えはCSSで木目細かく設定できますので、見栄えは気にせず、意味のマークアップに専念してください。これが徹底されているほど、CSSによる見栄えの指定も、スムース且つ統一的に行えます。
A
要素・・・・・・リンク・アンカー
IMG
・・・・・・画像の貼り付け
BR
・・・・・・強制改行命令
SUB | SUP
・・・・・・下付き | 上付き添え字
SPAN
・・・・・・語句レベルのグループ化
A
要素に付いてはハイパーリンクを御覧ください。
画像要素に付いては、次のページで解説します。
BR
要素文章の途中で、強制的に改行させたい時に使います。
終了タグは存在しません。このような要素を空要素と呼びます。
<address> SUGAI, Manabu<br> E-mail: <a href="mailto:sugai@physics.s.chiba-u.ac.jp">sugai</a> </address>
BR
要素は、その開始タグが書かれた位置で文字列が強制的に改行されます。改行が伴いますがInline要素ですから、BODY
要素の中に裸で書いてはいけません。必ずBODY
要素以下ののBlockLevel要素の中に記述しましょう。
BR
要素はInline要素ですから、P
要素の中に書いても結構です。
SUB
要素とSUP
要素添え字を表わす時にこの要素を使います。
下付き添字がSUB
要素、、上付き添字がSUP
要素です。
<p>日付;23<sup>rd</sup>/january 2000</p> <p>水の化学式;H<sub>2</sub>O</p> <p>相対論的静止エネルギー;e = mc<sup>2</sup></p>
日付;23rd/January 2000
水の化学式;H2O
相対論的静止エネルギー;E = mc2