STEP3: 文章を書こう!

STEP2 では、見だしとアドレスを記述しました。今度は各見出しに対して、文章を書いていきます。前回作ったファイルを「編集」しますので、テキストエディタで ./first.html を開いてください。

段落

文章は段落と云う概念で考えることが出来ます。段落を表す要素は P 要素です。

  1. first.html をテキストエディタで開きましょう。
  2. <body> から </body> までの間に、次のように記述しましょう;
    <h1>はじめての HTML 文書</h1>
    <p>これは私の始めての HTML 文書です。</p>
    <h2>HTML 要素</h2>
    <p>HTML 文書は要素から成っています。
    その最大の要素は HTML 要素です。</p>
    <p>HTML 要素は各文書当りに一つだけです。
    その内容は HEAD 要素と BODY 要素だけです。</p>
    <h2>HEAD 要素</h2>
    <p>HEAD 要素には、文書の基礎的な情報を記述します。
    必ず TITLE 要素が含まれることが特徴です。</p>
    <h2>BODY 要素</h2>
    <h3>Headings 要素</h3>
    
    記述できたら、「上書き保存」してください。
  3. first.html をブラウザで開いて下さい。先ほど開いたままになっている場合は、「更新」 (reload) すれば結構です。

次のように表示されれば成功です;

P 要素は段落を記述するための要素であって、改行のための要素ではありません。改行のためだけに P 要素を用いると、ソースから文書の意味が分からなくなってしまいます。すると、例えば CSS や DOM で文書を操作しようとしてもスムースに処理できないと云う事態が起こります。

くどいようですが、 HTML は意味のマークアップに専念してください。見栄えは CSS で調整します。

P 要素の内容は、テキスト的なものだけです。インライン要素は内容に成り得ますが、段落、表、箇条書きなどは不可です。

HTML では通常、半角スペース、改行は「単語区切り」と解釈され、一つの半角スペースにまとめられてしまいます。

このとき、ブラウザに表示される時の改行位置は、ウィンドウの大きさに応じて、ブラウザが自動的に調整します。

強制行区切り

文や段落の途中で強制的に改行させる場合は、 BR 要素を利用します。強制的に改行させたい場所に <br> と書いてください。

<p>
ここは段落要素の内容部です。
ここにはテキストレベルのものしか書けませんが、
改行を表す BR 要素は記述できます。<br>
これで改行されます。
</p>

【表示例】

ここは段落要素の内容部です。 ここにはテキストレベルのものしか書けませんが、 改行を表す BR 要素は記述できます。
これで改行されます。

BR 要素はテキストレベルの要素(インライン要素)であり、 P 要素Headings 要素ADDRESS 要素などの内容に成り得ます。

この要素は開始タグのみで終了タグが存在しません。このような要素のことを空要素 (Empty Element) と呼びます。

前節で登場した水平線を表す HR 要素も空要素でしたが、あちらはブロックレベル要素でした。

次はハイパーリンクを書いてみましょう。

FC2> モビット