address 要素

since: 31st/Aug./2001; last modified: 12th/Sep./2001

address 要素タイプはテキストモジュールに含まれており、 XHTML 1.1 の内容モデルでは、内容セット Block に含まれ、DTD では %Block.mix; に含まれます。従って、例えば body 要素タイプの子要素として定義されています。

名前address
分類Block
意味address
日本語アドレス、連絡先

address 要素タイプは、アドレスを意味します。通常は製作者・責任者への連絡先や文書のステータスを明記します。特殊な段落 (p) と考えれば良いでしょう。

概念モジュール定義
要素 属性 最小内容モデル
address Common (PCDATA | Inline)*

address 要素タイプの概念モジュール定義は p 要素タイプと同じです。

実装: DTD、モジュール: Block Phrasal

内容モデル

address 要素タイプに定義されている内容は、テキスト水準の要素です。具体的には、 %Inline.mix で定義されています。詳細は p 要素タイプの紹介を参照ください。

次の例は誤りです:

<address>
  ここはアドレスを表す address 要素の内容です。
  <p>ここに Heading や p 要素を含めることは
  できません。</p>
</address>

属性

Common

サンプル

<address>
Copyright &copy; 2001,
<a href="mailto:メールアドレス">SUGAI, Manabu.</a>
All Rights Reserved!
ご意見・ご感想をメールでお寄せください。
</address>

特殊文字の利用や、スペース・改行の反映などは、p 要素タイプに準じます。

address 要素利用の勧め

ネットでは顔が見えませんので、文責を負う人の連絡先を明記することは重要です。通常はメールアドレスだけですが、商用の場合は電話番号。 FAX 番号、住所なども明記すべきでしょう。連絡先を明記したページへのリンクを張るのも良いでしょう。但し、印刷された場合や、ローカルに保存された場合は、利用できなくなることを忘れないで下さい。

また、全ての文書に address 要素を含めるように推奨します。たまたま見てもらったページに関心を寄せてもらっても、連絡先が分からない場合は信憑性が下がります。

信憑性の点では、更新日時も明記するようにしましょう。日付が不明な情報は価値をもたないことがあります。


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