last modified 23rd/Oct. 2000
TABLE の各セルの内容の、セル内での表示位置が指定できます。
例えば、右揃え、中央揃え、上寄せ、下寄せなどを指定できますが、これらは、パラメタ実体 %cellhalign;, %cellvalign; に属する要素で指定します。
<!-- horizontal alignment attributes for cell contents --> <!ENTITY % cellhalign "align (left|center|right|justify|char) #IMPLIED char %Character; #IMPLIED -- alignment char, e.g. char=':' -- charoff %Length; #IMPLIED -- offset for alignment char --" > <!-- vertical alignment attributes for cell contents --> <!ENTITY % cellvalign "valign (top|middle|bottom|baseline) #IMPLIED" >
ここに含まれる四つの属性、 align, char, charoff, valign は、何れも廃止予定の非推奨属性です。スタイルシートを利用すれば、より柔軟に木目細かく指定できます。
まず、これらの属性の使い方と定義を紹介し、次に CSS での実現方法を紹介します。
パラメタ実体 %cellhalign;, %cellvalign;
は、 TABLE 要素の子孫要素として定義されている要素の殆どに定義されています。具体的には、行グループ要素 (THEAD, TFOOT, TBODY) 、列グループ要素 (COLGROUP, COL) 、行要素 (TR) 、セル要素 (TH, TD) に対して定義されています。
セル要素に直接指定した場合は、当該セル内の文字列に対する位置指定として働き、それ以外の要素に指定した場合には、子供要素に順番に継承されます。
例えば、 TBODY 要素に指定した場合は、当該行グループに属する全ての TR 要素に継承され、更には各々の TR 要素の子供要素である全てのセル要素に継承されます。また、この時或る TR 要素やセル要素で、親要素と異なる指定がなされていた場合には、一番階層が深い子供要素(セル要素自身を含めて最もセル要素に近い要素)の指定が優先されます。
left
: データの左寄せとテキストの左揃えとを指定する。表データ (TD) の初期値です。center
: データとテキストの中央揃えを指定する。表見出し (TH) の初期値です。right
: データの右寄せとテキストの右揃えを指定する。justify
: 文字を等間隔で配置して、テキストが両端揃えになるように指定します。char
: テキストを、 char 属性で指定した文字を軸に揃えさせます。align="char"
が指定されている場合に、テキスト中の単一文字を配置の軸として機能させることを指定する。dir="ltr"
(左-右方向)の場合、左マージンからオフセットする。 dir="rtl"
(右-左方向)では、右マージンからオフセットする。<table> <tbody><tr> <td align="char" char="." charoff="30"> π = 3.141592...</td> </tr><tr> <td align="char" char="." charoff="30"> h/(2π) = 1.054*10<sup>-27</sup> [erg sec]</td> </tr></tbody> </table>
この例では、ピリオド "." がセルの左端から 30 ピクセルの位置に揃えて表示されるように指定しています。この属性をサポートしているブラウザは殆どありません。
π = 3.141592... |
e = 2.7182818284... |
h/(2π) = 1.054*10-27 [erg sec] |
%cellhalign; に含まれる属性はすべて非推奨属性です。避けられる限りは CSS を利用するように御奨めします。
%cellvalign;
に含まれる属性である valign 属性は、セルの内容の垂直位置を揃えます。
top:
セルの上辺と内容の上辺を揃えます。middle
: セルの垂直方向の長さの中央に表示します。bottom
: セルの下辺と内容の下辺を揃えます。baseline
: 同一行内で valign 属性の値がこの値であるすべてのセルは、そのテキスト系データの第 1 行が共通のベースライン揃えになるように揃えます。当該セルの、 2 行目以下のテキスト行には一切影響しません。valign 属性の表示例;
baseline | baseline | top | bottom | middle |
---|---|---|---|---|
baselineFirst the cells that are aligned on their baseline are positioned. This will establish the baseline of the row. Next the cells with 'vertical-align: top' are positioned. |
This will establish the baseline of the row. Next the cells with 'vertical-align: top' are positioned. | top | bottom | middle |
%cellvaling; に含まれる属性は非推奨属性です。避けられる限りは CSS を利用するように御奨めします。