Listsince: 31st/Aug./2001; last modified: 15th/Sep./2001
List はリストモジュールで定義されている要素タイプの集合であり、 XHTML 1.1 の内容モデルでは、内容セット Block に含まれ、DTD では %List.class; に含まれます。従って、例えば body 要素タイプの子要素として定義されています。
List に含まれる要素タイプは、「番号付き箇条書き」、「番号無し箇条書き」、「説明付き箇条書き」を表します。
| サンプルソース | 表示例 |
|---|---|
<ol> <li>物理層</li> <li>データリンク層</li> <li>ネットワーク層</li> <li>トランスポート層</li> <li>セッション層</li> <li>プレゼンテーション層</li> <li>アプリケーション層</li> </ol> |
|
dl, dt, dd, ol, ul, li| 要素 | 属性 | 最小内容モデル |
|---|---|---|
dl |
Common |
(dt | dd)+ |
dt |
Common |
(PCDATA | Inline)* |
dd |
Common |
(PCDATA | Flow)* |
ol |
Common |
li+ |
ul |
Common |
li+ |
li |
Common |
(PCDATA | Flow)* |
実装: DTD
何れの要素タイプに対しても、一般的な属性の集合として定義されている Common だけが定義されています。但し、全ての要素タイプに共通して定義済みの xmlns 属性は、 List に含まれる要素に対しても、自由に使えます。
ol 要素と ul 要素
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|
これらの要素は、番号つきのリスト (Ordered List) と番号なしのリスト (Unordered List) を作成します。
これらの要素の内容は、一個以上の li 要素に定義されています。 li 要素の内容が、当該リストのリスト項目 (List Item) になりますが、内容は Flow に定義されています。
つまり、 li 要素タイプの内容は、文字データと、全てのブロックレベル、テキストレベルの要素タイプが定義されています。
<ul>
<li><blockquote>
<p>山路を登りながら、こう考えた。</p>
<p>知に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。</p>
</blockquote></li>
<li><blockquote>
<p>我輩は猫である。名前はまだない。</p>
</blockquote></li>
<ul>
| ソース | 表示例 |
|---|---|
<ol>
<li>物理層
<ul>
<li>電話回線</li>
<li>ISDN</li>
<li>xDSL</li>
</ul>
</li>
<li>データリンク層
<ul>
<li>Ethernet</li>
<li>PPP</li>
</ul>
</li>
<li>ネットワーク層
<ul>
<li>IP</li>
<li>ICMP</li>
<li>ARP</li>
</ul>
</li>
<li>トランスポート層
<ul>
<li>TCP</li>
<li>UDP</li>
</ul>
</li>
<li>セッション層
<ul>
<li>TCP</li>
</ul>
</li>
<li>プレゼンテーション層
<ul>
<li>HTML</li>
<li>MIME</li>
</ul>
</li>
<li>アプリケーション層
<ul>
<li>HTTP</li>
<li>FTP</li>
<li>SMTP</li>
</ul>
</li>
</ol>
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dl, dt, dd 要素
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| ||||||||||||||
|
dl 要素は、説明付きリストを作成します。内容モデルは ol. ul 要素とは異なります。
dl 要素の内容は、一個以上の dt 要素と dd 要素の組に定義されています。
dt 要素はリストの表題であり、内容は文字データと Inline に含まれる要素です。
dd 要素は、 dt 要素の内容として表される表題に関する記述です。内容は li 要素と同じく、文字データと Flow です。 Heading, Block, Inline に含まれる全ての要素を内容にすることができます。
<dl>
<dt>HTML 4</dt>
<dd>SGML で定義された WWW 言語。
W3C が策定・勧告した標準仕様であり、
現状のデファクトスタンダード。</dd>
<dt>XHTML 1.0</dt>
<dd>HTML 4 を XML で再定義した言語。</dd>
<dt>XHTML 1.1</dt>
<dd>XHTML 1.0 をモジュール化で再定義した言語。
将来の拡張に向けた土台として機能するように、
期待されている。</dd>
<dt>XHTML モジュール化</dt>
<dd>要素タイプをモジュールとして提供し、
これをドライバファイルで読み込むことで、
文書型を作成できるようにする仕様。
PDA, 携帯電話などに向けて開発された言語型が実用されている。</dd>
</dl>