last modified 8th/Oct. 2000
href 属性を持つ A 要素の target 属性はリンク先文書の表示フレーム名を指定できます。[SAMPLE]
クーロン斥力によってドメインの生成が促されると、 電流は伝導電子そのものよりも、 <a href="./domain.html#domain-wall" target="foot">ドメイン壁</a> に沿って流れる。
上の例では、「ドメイン壁」と云う文字列が、始点アンカーになっています。その終点アンカーは、 ./domain.html に記述されている domain-wall と云う名前のアンカーです。
target 属性によって、この終点アンカーに対応する文書が、 foot と名付けられたフレーム枠内に表示されます。
もし foot と名付けられたフレーム枠が、現時点で存在しないときは、新たに foot と名付けられた(フレーム枠を持つ)ウィンドウが開かれ、そこに表示されます。
target 属性名は、原則的には FRAMESET 文書の FRAME 要素に与えられた name 属性の値を参照しますが、予め予約されているキーワードが有ります;
_self | 当該文書が表示されているフレーム枠自信に表示します。 |
---|---|
_parent | 当該文書が表示されているフレーム枠の直接の親要素である FRAMESET に表示します。このような親フレーム枠が無い場合は、 _self と等価です。 |
_blank | 名前の無い新規ウィンドウを開いて、そこに表示します。 |
_top | 当該文書が表示されているウィンドウのフレーム分割をすべて解消し、ウィンドウ表示可能枠いっぱいに表示します。当該ウィンドウがフレーム分割されていない場合は _self と等価です。 |
"_
" から始まるのが予約語である目印です。target 属性名(FRAME 要素に与えられた name 属性の値)は、 a-z, A-Z の任意のアルファベットで始まる必要があります。
他人のサイトを、自分の作ったフレーム枠内で表示する事はマナー違反とされます。フレーム枠を完全に解消するために、 target="_top" か target="_blank" を指定した方が無難です。他サイトを自分のフレーム枠内に表示する必要がある場合は、リンク先サイトの管理者へ、メールで了解を取るようにしましょう。
文書中の大多数の A 要素に対して、特定の値を持つ target 属性を与える必要がある場合は、 HEAD 要素内で BASE 要素に target 属性を与えて記述します。 base 要素の target 属性は、当該文書内の a 要素の target 属性に上書きされますので、例外的に異なる値を持たせたい a 要素だけ target 属性を与えると良いでしょう:
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd"> <html lang="ja"> <head> <base target="image"> <title>Table of Contents for FrameSet Document</title> </head> <body> <ul> <li><a href="./001.html">画像1</a></li> <li><a href="./002.html">画像2</a></li> <li><a href="./003.html">画像3</a></li> <li><a href="./004.html">画像4</a></li> <li><a href="./005.html">画像5</a></li> </ul> <a href="../index.html" target="_top">目次</a> </p> </body> </html>
リンクはフレーム枠 main
に表示され、最後の「目次」リンクだけは、当概ウィンドウのフレーム分割を解消してウィンドウ全体に表示されます。